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重曹とセスキの違い&効果的な使い分け例10選【理科教員が徹底解説】

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最近は、
優れた掃除洗剤がどんどん開発されています。

中でもよく耳にする、

重曹

セスキ炭酸ソーダ
(以下:セスキ)

重曹とセスキって
何が違うか知っていますか?

どちらも優れた洗剤だけど、
実はそれぞれに得意な汚れがあるのです。

重曹 セスキ
アルカリ性の強さ 弱い
PH8.2
少し強い
PH9.8
水への溶けやすさ
研磨力 ×
消臭力
発砲力 ×
洗濯 ×
油汚れの落ち方

いくら優れた洗剤でも、
使い方が間違っていると、
その効果は発揮されません。

そこで、理科教員である私が、
重曹とセスキの特徴の違いを比較し、
それぞれの効果的な使い分けについてまとめました。
(活用例もたくさん載せてあります)

重曹とセスキの性質の違いを知って
効果的に使い分けていきましょう!
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重曹とセスキの違いとは

重曹とセスキの違いを比べてみると、
こんな感じです。

重曹 セスキ
アルカリ性の強さ 弱い
PH8.2
少し強い
PH9.8
水への溶けやすさ
研磨力 ×
消臭力
発砲力 ×
洗濯 ×
油汚れの落ち方
えっ!こんなに違いがあるの⁉
では、
具体的に一つ一つ見ていきましょう!

アルカリ性の強さが違う

重曹もセスキもアルカリ性です。

アルカリ性の洗剤は、

・お風呂の石鹸汚れ
・皮脂汚れ
・キッチンの油汚れ
などに効果があります。

ちなみに、

酸性の洗剤

・水垢
・尿石
・錆び
などに効果があります。

酸性の洗剤
⇒サンポール・クエン酸

重曹もセスキも同じアルカリ性ですが、
アルカリ性の強さは異なります。

重曹 アルカリ性が弱い (PH8.2)
セスキ アルカリ性が強い (PH9.8)

※ちなみに、数字が14に近くなるほど
アルカリ性が強くなる

2つを比較すると、
セスキの方がアルカリの性質が強いことになります。

セスキの方がアルカリの性質が強いので、
汚れを落とす力も強くなります。

【結論】

汚れを落とす力はセスキの方が強い

 

水への溶けやすさが違う

セスキと重曹では、
水への溶けやすさが異なります。

重曹 あまり水に溶けない
セスキ 水によく溶ける
右が重曹を溶かしたコップですが、
溶けきらない重曹の粒で、水が白く濁っています。
水への溶けやすさ

セスキの方が水によく溶けるので、
セスキ水にして拭き掃除をするのが効果的です。

逆に、重曹はあまり水に溶けないので、
粉のまま振りかけて、こすり洗いをするのが効果的です。

《重曹は研磨剤になる》

重曹は水を使って掃除しても粒が溶けきらないので、
研磨剤の効果を発揮します。

鍋などの焦げ落としには、重曹を振りかけて磨くと、
研磨剤の効果でピカピカになります。

【結論】

 重曹:水に溶けにくい
    研磨剤の効果あり
    こすり洗いが効果的

セスキ:水に溶けやすい
    洗濯にも使える

    拭き掃除が効果的

 

消臭効果

重曹もセスキも消臭効果が高いです。

どちらもアルカリの性質を持つので、
においの原因となる皮脂汚れを分解してくれます。

でも、使い方が異なるよ!

水への溶けやすさの違いから、

重曹は粉のまま
セスキは水に溶かして
使うのが効果的です。

正しい使い方をすれば、どちらも
においに対して優れた効果を発揮してくれますよ!

【結論】

◎重曹は粉のまま振りかけて掃除機で吸い取る
 (ラグやソファーなど)
◎セスキは水に溶かしてスプレーする
 (衣類など)

 

発砲力

重曹には発砲力があります。
(二酸化炭素が溶け込んでいるから)

重曹の発砲で有名なのは、
排水溝などでクエン酸と混ぜてシュワシュワさせるやつですね♪

クエン酸(酸性)重曹(アルカリ性)
⇒化学反応を起こして発砲

発砲の力で汚れをはがしとる

セスキでは発砲力がないので、
それをやるときは重曹を使いましょう。

 

洗濯

アルカリ性の洗剤には、
皮脂汚れを分解する働きがあります。

なので、洗濯の時に組み合わせて使えば、
衣類の襟汚れや、衣類に染み込んだにおいを分解してきれいにしてくれます。

セスキの方が水に溶けやすいので、
セスキ水スプレーを作って洗濯前に衣類に吹きかけるなどすると効果的です。

また、セスキは血液汚れにも効果的なので、
血がついてしまった衣類などは、
セスキ水スプレーを吹きかけてしばらくたってから洗うと、
きれいになります。

【結論】

洗濯には
水に溶けやすいセスキの方が有効

 

油汚れの落ち方

重曹もセスキもアルカリ性なので、
キッチンの油汚れ落としには効果的です。

セスキの方がアルカリ度が強いので、
汚れを落とす力も強くなります。

コンロや電子レンジなど、
油でベトベトになった場所の掃除にはセスキが有効です。

ですが、
鍋の焦げ付きや換気扇にこべりついた油汚れなどは、
研磨力が強い重曹の方が効果的です。

【結論】

キッチンの油汚れには、
セスキの方が有効

※固まってしまった汚れには、
研磨力のある重曹が有効

 

『重曹・セスキ』の特徴

では、活用例を紹介する前に、
重曹やセスキについて復習しておきます。

重曹

重曹とは

別名:炭酸水素ナトリウム
胃薬やふくらし粉などとして昔から使われている。
食品添加物としても認められている天然素材なので、
触ったり少し口に入っても大丈夫。

重曹は粉とスプレータイプの2種類が売られています。

重曹の効果を最大限に生かすには、
粉タイプの方がおすすめです。

 

セスキ

セスキとは

別名:セスキ炭酸ソーダ
炭酸ナトリウムと重曹の複塩で、両者の中間的な性質をあわせ持つ。
家庭用洗剤や入浴剤として使われている成分。
無機物なので、環境にやさしい。
重曹よりアルカリ度が高いので、汚れを落とす力も強い。

セスキは粉とスプレータイプの2種類が売られています。

セスキの効果を最大限に生かすには、
スプレータイプの方がおすすめです。
セスキの激落ちくん 密着泡スプレー(320mL)【激落ち(レック)】

 

セスキスプレーの作り方
セスキスプレーは、
粉末タイプを買ってきて自分で作る方がコスパがいいよ。

《作り方》

水500ml+セスキ(粉末)小さじ1
を混ぜ合わせてボトルに入れる。

※水が腐るので1カ月以内には使い切る
※光で分解されるので直射日光をさける

 

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【使い分け例】重曹はこんな汚れ落としに効果的

重曹の便利な活用例を紹介します。

焦げや茶渋落としに

鍋底の焦げ付き落とし

1Lの水に重曹大さじ4を加え沸騰させる。

お湯を捨てたら、たわしなどでなべ底を磨く。

なかなか取れない場合は、
さらに粉末タイプの重曹を振りかけて磨くとピカピカに。

 

フライパン裏の焦げ落とし

フライパンの裏に粉末タイプの重曹を振りかける。

焦げ落とし

少し水をつけたたわしで磨く。

磨いた真ん中だけピカピカです!

磨いた後

傷などが気になる場合は、
サランラップで磨くのがおすすめ。

 

湯呑の茶渋落とし

湯呑に重曹を小さじ1入れ、熱湯を注ぐ。

かき混ぜてから、1時間ほど放置。

お湯を流してスポンジでこすり洗いをすれば、
簡単にピカピカに。

※取れない場合は粉末重曹を振りかけて、
サランラップで磨く。

 

換気扇やコンロの頑固な汚れ落としに

換気扇やコンロの焦げ落とし

換気扇やコンロの五徳に粉末タイプの重曹を振りかけて、
たわしなどで磨く。

汚れがひどい場合は、
ペースト状にした重曹で1時間ほどパック
してから磨くと効果的。

 

ラグやソファーの消臭に

ラグの消臭

ラグやソファーに
粉末タイプの重曹を振りかける。

しばらくおいた後、掃除機で重曹を吸い取る。

これだけで嫌なにおいが軽減されます。

 

靴の消臭

ストッキングなどに重曹を入れ、
それを靴の中や下駄箱に入れておく。

瓶に重曹を入れて置いておいても効果あり。

重曹で消臭
重曹が気になるにおいを吸い取ってくれます。

 

浴室のタイルの黒ずみ落としに

タイルの黒ずみの原因は、
皮脂汚れなどが固まったことによるものです。

アルカリ性の重曹には、
皮脂汚れを分解する効果があるので効果的です。

タイルの黒ずみ

浴槽の床に重曹を振りかける。

タイル磨き

ブラシなどで磨く。

磨く

 

ゴミの消臭に

生ごみなどに重曹を振りかけておくだけで、
消臭効果があります。

我が家は牛乳パックに生ごみを入れているので、
夏場はココに重曹をふりかけています。
生ごみの消臭

 

クエン酸と混ぜて化学反応を起こして

お風呂の排水溝などの掃除

排水溝にクエン酸重曹の粉末を振りかければ、
シュワシュワと発砲し、
汚れを剥がし取ってくれる効果があります。

排水溝

蛇口の掃除にも効果的です。

蛇口の掃除
どちらも天然素材なので環境にやさしく
ナチュラルクリーニングとして近年注目されています。

クエン酸はキッチン掃除で大活躍♪

クエン酸活用法はこちらから↓

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クエン酸があればキッチンの水垢掃除はすべて解決【効果と活用例を大公開】酸性のクエン酸はアルカリ汚れの水垢落としが得意なので、キッチンの掃除で大活躍!クエン酸は柑橘類にも含まれる天然成分なので、万が一すすぎ残しがあっても人体には無害なので安心して使えますよ。クエン酸を使ったキッチン掃除活用例をまとめました。...

 

【使い分け例】セスキはこんな汚れに効果的

セスキの便利な活用例を紹介します!

セスキで拭き掃除をすると、
乾いた跡が白く拭き跡残りすることがあります。

その場合は、水で2度拭きするか、
クエン酸水で拭き取ると中和して跡がなくなりますよ。

キッチンの油汚れに

油汚れ落とし

コンロや電子レンジなどにセス水キスプレーを吹きかけて、
マイクロファイバータオルなどで拭き取る。

レンジの掃除

頑固汚れの場合は、
キッチンペーパーなどでセスキパックしてから拭き取る。

 

ちなみに油汚れに最適なのは、
アビリティクリーン
何をしても取れなかったレンジの油汚れも
コレを使えばテレビショッピング並みにきれいになりました(笑)

 

キッチンリセットの方法は、
こちらに詳しくまとめてあります↓

【キッチンリセットのやり方とコツを徹底解説】これならワーママでも続けられる!一見大変そうに見えるキッチンの掃除も、ついてすぐの汚れならパストリーゼ1本で簡単にきれいになります。ワーママでも無理なく続けられるキッチンリセット法についてまとめました。これでもう、大掃除も必要なくなりますよ!!...

壁やスイッチについたべたつき汚れにも

セスキ水をスプレーして
拭き取るだけでスッキリ!

 

洗濯でも大活躍

襟汚れ

シャツの襟などにセスキ水スプレーを吹きかけて
よくもみ込む。

あとはそのまま洗濯するだけ。

 

血液汚れ

経血や子供のケガなどで汚れた血液汚れに、
セスキ水を吹きかけて数時間ほど置いておく

あとはそのまま洗濯するだけ。

ちなみに血液汚れには大根おろしが一番効果的
理科的に説明すると長くなるので仕組みは省略(笑)

 

タバコのヤニ汚れにも

ヤニ汚れ

セスキ水スプレーを吹きかけて、
拭き取る。

その後、水で2度拭きする。

 

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重曹とセスキの違いを知って、効果的に使い分けよう

重曹やセスキの違いは分かりましたか?

それぞれの洗剤には、
得意な汚れが決まっています。

いくら優れた洗剤でも間違った使い方をしていたら、
その効果は発揮されません。

洗剤の特性を知れば、簡単に頑固汚れを落とすことができるので、
掃除のハードルがぐんっと下がります。

《 洗剤の効果を最大限に引き出す》

酸性の洗剤アルカリ性の汚れ
アルカリ性の洗剤酸性の汚れ

化学反応を起こさせることです。

洗剤の効果を最大限に引き出す方法は、
こちらに詳しくまとめてあります!
...

 

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