そろそろ大掃除を始めようと思うけど、
どの掃除洗剤を使ったらいいのか分からないという方はいませんか?
最近は便利な掃除用洗剤がたくさんあるので、それを買い揃えただけで家が綺麗になったような気になってしまうことはありませんか?
自分も真似したくなってしまいますよね。
ですが大切なのは、
その掃除洗剤の特徴を知ること
その家によって汚れの度合いも違うし、
掃除にかけられる手間も異なります。
なので、
どんなに優れた洗剤でも、
自分にとって一番いい洗剤だとは限りません。
それぞれの掃除洗剤の特徴を知れば、
本当に自分にとって必要な掃除洗剤が分かります。
そこで今回は、
大掃除におすすめの
掃除洗剤の特徴
&
その掃除洗剤を使った掃除法
についてまとめました。
これさえ知っておけば
普段の掃除や大掃除も
効率的に終わらせることができますよ!
我が家の失敗例も載せておきますね。
目次(読みたいところに移動)
大掃除におすすめの掃除洗剤&掃除法《酸性編》
酸性の洗剤
・水アカ
・尿石
・サビ に効果があります。
これらの汚れはアルカリ性の性質をもつミネラル成分が固まってできているので、酸性の力で中和することでやわらかくなり、簡単に落とせるようになります。
特に、尿石や水垢は石のように固いので、
酸性洗剤を使わないと落とすのは大変です。
そんな時に酸性洗剤を使えば、
無駄な労力をかけずに簡単にきれいになります。
酸の特徴は物を溶かすことなので、
酸性がきつい洗剤を取り扱うときには、十分に注意してください。
酸性の洗剤にはどんなものがあるか見ていきましょう。
サンポール

一番酸性度がきついのは
サンポールです。
トイレ掃除ですよね。
酸の力とマイナスイオンの相乗効果で、
便器のがんこな黄ばみを化学分解して落とします。
『サンポール』はノズルが横向きについていて、便器のふちまで簡単に液をかけられてキレイにできます。
また、緑色の液体なので、どこに液体をかけたかどうかが一目でわかります。
50年も前からあるとても便利な掃除洗剤ですが、酸の強さがほかの洗剤よりもきついので、取り扱いには十分に注意が必要です。
トイレ掃除のときに、アルカリ性のカビキラーなどと一緒に使用すると、
化学反応を起こして有毒ガスが発生するので気を付けてください。
また、お風呂やキッチンの金属やステンレス部品などで使ってしまうと、金属が黒く変色します。
クエン酸

食用のクエン酸は食品添加物としても使われている自然由来の素材なので、小さい子供がいる家庭でも安心して使えます。
《我が家での使用例》
◎食洗器
食洗器やケトルの洗浄に粉末クエン酸を使っています。
我が家は、食器を手洗いした時は食洗機を全開にして水切りカゴがわりに使ってます。
水切りカゴを置いてた時はピンクぬめりが気になって掃除が大変だったけど、食洗機ならスイッチ一つで簡単に綺麗になります。
いつもの洗剤の代わりに大さじ2杯のクエン酸を入れて、食器を入れずに食洗機をスタート。
製氷機やスポンジラックなど掃除したいものを一緒に入れると便利です♪
料理用のクエン酸なら、ガラスコップなども入れて回すと、水垢が取れてピカピカになりますよ。

◎ケトル
ケトルに大さじ1杯のクエン酸と水を入れ沸騰させ、
そのまま1時間くらい放置。
水を流したら底をブラシでこすってすすぎ、次は水だけを入れて沸騰させたら、白いカルキ汚れが取れてピカピカになります。
◎手作りクエン酸水は注意
自分で水にクエン酸を溶かしてスプレーを作るときは注意が必要です。
水は腐るので、
使い切れなかったクエン酸水も腐っていきます。
これを使い続けると汚れを落とす効果が薄れ、
雑菌が繁殖したもので掃除をし、逆に家を汚すことになります。
手作りクエン酸水は、
必ずすぐに使い切るようにしましょう。
なので、
クエン酸は粉末タイプがおすすめです♪
クエン酸の活用法はこちら↓

茂木和哉
酸性洗剤の性質に加え、
クレンザーのような研磨効果をあわせもっているので、ガンコな水垢も簡単に落とせます。
この洗剤のすごいところは、
クレンザーのような研磨効果もあるのに、
金属に傷がつかないところ!!
私も、以前お風呂掃除をさぼってる時期に愛用していましたが、蓄積された頑固な水垢も簡単におとせるのに、水栓の金属部分にまったく傷が残らないことが驚きでした。
大掃除におすすめの掃除洗剤&掃除法《中性編》
中性の洗剤
日常でついた幅広い汚れに効果があります。
液性は弱いので洗浄能力は低くなります。
そのかわり、手肌や環境には優しいですよ。
また、中性洗剤のメリットは、
化学反応を起こして変色したり、
有毒ガスを発生させたりすることがないので、
どんな場所にも気軽に使えます。
中性の洗剤にはどんなものがあるか見ていきましょう。
ウタマロクリーナー


ウタマロクリーナーは、
汚れ落としの力は高いまま、手肌にやさしい中性であることにこだわって作られた洗剤です。
主洗浄成分は手肌と環境にやさしいアミノ酸系洗浄成分。
中性でツンとした嫌な臭いもなく、
素手でも使えます。
中性のクリーナーは一般的にアルカリ性のものと比べ
油汚れに弱いと言われてきましたが、
ウタマロクリーナーは独自の製法で油汚れもしっかり落とすことができる洗剤です。
スプレーを吹き付けて乾拭きするだけで汚れがスッキリ。
2度拭きが不要なので後始末もラクちんです。
《我が家での使用例》
トイレの便器やお風呂掃除にも
ウタマロクリーナーを使っています。
キッチンまわり、お風呂、トイレ、窓ガラスのガンコな汚れ、その他水拭きできる家具・床・壁紙など家中のお掃除に使えるので便利です。
アルコール除菌剤
最近流行りのアルコール除菌剤。
物によっては混ざっている成分の影響で弱酸性のものもありますが、ほぼ中性に近いのでこちらに分類しておきます。
我が家では、
いろいろ試してみた結果パストリーゼを愛用中です。


洗い流したり、二度拭きしたりする必要もないので使い勝手は抜群です。
また、
パストリーゼのアルコール濃度は77%
安全性を保ったまま
ここまで高い濃度を実現した製品は他にはありません。
《我が家での使用例》
◎シンク周り、三角コーナーの防臭・防カビに
排水溝、排水カゴ、三角コーナーにひとふきすれば、
生ゴミの腐敗を防止し、防臭効果抜群です。
◎靴箱、押入れ、靴、スリッパに
ひとふきすれば、除菌・抗菌・防カビ効果抜群。
気になるにおいも抑えます。
◎キッチンの油汚れに
ついてすぐの汚れなら、パストリーゼのみで簡単にきれいになります。
キッチンリセットの時にIHや調理台の上、
ダイニングテーブルなどの拭き掃除に使ってます。
◎ガラスにはこれしかない
窓ガラスやペンダントライトなど、
ガラス汚れにはこれしか考えられません。
パストリーゼをひと吹きしてマイクロファイバータオルで拭き取れば、拭き後が全く残らずピカピカです♪


◎カビ予防に
浴室や窓のサッシなどにあらかじめひと吹きしておけば、
カビが生えるのを防ぐ効果もあります。


大掃除におすすめの掃除洗剤&掃除法《アルカリ性編》
アルカリ性の洗剤
・キッチンの油汚れ
・お風呂の皮脂汚れ
・衣類の皮脂汚れ
に効果があります。
セスキ


セスキというのは重曹よりもアルカリ度数が強く、
汚れ落ちの効果も高い洗剤です。
セスキと重曹の大きな違いは、
水への溶けやすさ。
左:セスキ
右:重曹


セスキは水に溶けやすいので、
お洗濯にも使えます。
洗濯の場合は、
スプレーで汚れた部分に吹きかけてそのまま洗濯するだけ♪
特に皮脂汚れや血液汚れに効果的です。
↓重曹とセスキの違いはこちら



《我が家での失敗例》
セスキはとても便利な洗剤ですが、
アルカリ性なので乾いてきたときに白く変色することがあります。
以前、大掃除の時にセスキでキッチンの戸棚や玄関扉を拭いたら、翌日拭いた跡が白く浮き出てきました。
そんなときは、
酸性のクエン酸水で中和させるときれいに取れます。
それ以来セスキは使わなくなりました。
ただ、キッチンの油汚れにはセスキは最強です!
重曹


重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ、
食塩水を原料に二酸化炭素を加えることで作られます。
料理にも使われる物質で、
とても安全性の高い洗剤です。
粒子が細かく水に溶けにくいので、
重曹を汚れに付けてこすると、クレンザーの役割を果たしてくれます。


焦げが取れてきれいになるよ!


《我が家での使用例》
◎電子レンジの掃除
電子レンジ内のしつこい汚れは、重曹を含んだ蒸気の力で掃除します。
水500mlと重曹小さじ1を耐熱容器に入れてよくかき混ぜ、600wで3分加熱してください。
蒸気が出てくればOKです。
そのまま10分おいて、庫内を蒸らします。
蒸気で浮いた汚れを布巾で拭き取ってください。
残った汚れは歯ブラシの先に粉の重曹を付けてこすり落としてください。
最後は濡れた布巾で仕上げぶきをしましょう。
◎生ごみの消臭に
重曹には消臭効果もあるので、生ごみに振りかけるだけで嫌な臭いも防げますよ。


◎下駄箱の消臭に
瓶に重曹粉をいれて置いておくだけで、下駄箱の臭さを吸収してくれます。


アビリティークリーン


焦げ跡がたくさんついた電子レンジにアビリティークリーンをひと吹きしたら、さっと拭き取るだけで、汚れが落ちる落ちる。。。
もはやテレビショッピングの世界でした(笑)
オキシクリーン


その力で汚れを浮かして落とすことができます。
酸素系の洗剤なので酸性と間違われやすいですが、
オキシクリーンはアルカリ性です。
日本で手に入るオキシクリーンには、
日本版とアメリカ版の2種類があります。
どちらも主成分を過炭酸ナトリウムとしていますが、アメリカ版には青い粒状の界面活性剤が含まれているのが特徴です。
界面活性剤は汚れを水に溶けやすくし、泡立ちをうながす働きがあるため、汚れ落ちをさらに強力にしてくれます。
※日本製のオキシクリーンには界面活性剤が含まれていないので、いくら泡立てても泡立ちませんよ。
《我が家の使用例》
我が家では、換気扇や浴室小物の漬けおきにオキシクリーンを愛用しています。
洗濯層や風呂釜の掃除もオキシクリーンに頼ってます。
お風呂の残り湯にオキシクリーンを3~4杯入れて、かき混ぜながら泡だてます。
(お風呂が冷めてたら温め直してから)


追いだきをして、お風呂の配管の中をオキシで洗浄します。
次は、バケツでお風呂の温かいオキシ水をくんで洗濯槽に貯めます。
その後、洗濯機の掃除は“洗濯槽洗浄モード”に全てお任せです。
お風呂のオキシ水がまだ残っているので、お風呂グッズ(洗面器やイス)・お風呂の換気扇のフィルター・エプロンのフタ・排水口のフタ・ゴミ箱のフタなど、綺麗に綺麗にしたいものをなんでも漬け込みます。
そのまま2時間ほどつけ置きしたら、中に入れていたものと浴槽を綺麗にすすぎます。
最後にもう一度浴槽に水を貯めて、追いだきをすれば、配管の中もすすぎ完了です。
《我が家での失敗例》
オキシ漬けをするとアルミ製品は剥げます。
何も知識がないうちになんでもかんでもオキシ漬けをして、アルミ製品をいくつかダメにしました。
また、ステンレスシンクの場合もコーティングが取れたり、あとあと変色したりするので、ステンレスシンクでのオキシ漬けはやめておいた方がいいですよ。
コストコに売っているアメリカ製
日本製のオキシクリーン
ハイホーム
ハイホームは、珪華石(湯の花)に、
ヤシ油使用の高品質石鹸を配合した石けんクレンザーです。
この珪華石は石けんと混ぜ合わせると反応を起こし、
洗浄作用のある珪酸ソーダと、研磨剤になります。
ハイホームは粒子が非常に細かい研磨剤なので、
磨いたときに傷がつきにくいのが特徴です。
また、合成界面活性剤、リン酸塩、蛍光剤、着色料、脱色剤、香料などを一切しない独自の製法のため、小さいお子さんがいるご家庭でも安心して利用できます。
昔からあるロングセラーの洗剤ですが、あまりにも水垢がよく落ちるので、最近SNSなどで再ブレークしています。
《我が家での使用例》
我が家では、お風呂やキッチンの水垢落としに使っています。
サランラップにハイホームを付けて、あとは水栓や鏡を磨くだけ。


時間がたってクエン酸パックでもどうにもならなかった頑固な水垢もするりと落ちるので、ハイホームに出会ってからはお風呂掃除をさぼれるようになりました(笑)
掃除洗剤の効果を最大限に生かすと大掃除が簡単に
どんな洗剤が効くのか知っていますか??
どんなに優れた洗剤でも、
間違った使い方をしていては、
せっかくの効果は発揮されません。
最近よく聞くようになった“セスキ”
それ自体の洗浄能力はすごく高いけど、
セスキはアルカリ性なので、
アルカリ汚れの水垢はいくらこすっても効果を発揮してくれません。
洗剤の効果を最大限に引き出すコツ
酸性の洗剤+アルカリ性の汚れ
アルカリ性の洗剤+酸性の汚れ
で化学反応を起こさせることです。
この知識さえあれば、
どんな汚れでも簡単に落とせるようになります。
↓これについての詳しい記事はこちらから



それでも取れない汚れはプロにおまかせ
今回紹介したおすすめ掃除用洗剤を使っても取れなかった汚れは、一度プロの方にお願いして取ってもらう方が、今後のお掃除に対するモチベーションも上がります。
お掃除サービスといっても、
個人などで経営されているところの中には
料金など高いわりに素人と変わらないレベルのお掃除しかやってくれないところもあります。
私がいろいろ調べた結果
おすすめなのは
おそうじ本舗
実際に利用しましたが、
期待以上の仕上がりで大満足でした。
↓おそうじ本舗がおすすめなワケ↓



\安くても信頼できる/
おそうじ本舗
写真をLINEで送るだけで
見積もりしてもらえるよ!


どの程度の汚れなのか一度プロの方に見てもらうといいかもしれませんね。
おすすめ掃除洗剤が自分にとって最適だとは限らない
それぞれの洗剤の特徴や得意な汚れを知れば、
簡単に汚れを落とせるようになります。
ですが、
それぞれの洗剤はとても優れているけど、
自分の落としたい汚れの度合いによっても
最適な洗剤は異なります。
優れた掃除洗剤が
必ずしも自分にとって最適であるとは限らないのです!
私の場合は、なかなか掃除に時間が取れないので、手間暇がかかるナチュラルクリーニングはやめました。
こちらの方法!
ナチュラルクリーニング


重曹+クエン酸⇒発砲力で汚れを分解
⇒効果が弱いので毎日やる必要がある
私の場合は時間がないので、
排水溝はカビキラーに頼ってます。
《環境にやさしい成分の洗剤を使う場合》
→自分の手間が増える
《掃除にかける時間がない場合》
→少し成分はきついけど、
すぐに効果が得られる洗剤を使う
このように、
それぞれの状況に置いておすすめの掃除洗剤は異なります。
なので、まずは、
掃除洗剤の特徴や得意な汚れを知ることから始めましょう。
無理なく続けられるお掃除法が見つかりますよ♪
試行錯誤の結果、
我が家で愛用中の掃除洗剤はこちら↓



ダイソーでおすすめの掃除グッズはこちら↓


